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**ポルシェ・ケイマン

ドライブシャフトブーツ(インナー側)破れ & デフサイドシール修理**

今回は ポルシェ ケイマン

  • ドライブシャフトブーツ(インナー側)破れ

  • デフサイドシールからのオイル滲み

この2点を同時に修理しました。

ブーツの破れによるグリス飛散と、デフサイドシールの劣化によるオイル滲みは、

ケイマンでは年式が進むと同時に出やすい定番トラブルです。


■ 作業内容

1. ドライブシャフト取り外し

リフトアップ後、左右のシャフトを外します。

ケイマンはスペースがタイトなため、シャフトごと外した方が正確で作業性も◎。


2. ジョイント分解 → クリーニング

インナー側ブーツが裂けており、内部にはグリスの飛散・汚れが溜まった状態。

ジョイント内部を分解し、金属粉や劣化したグリスを丁寧に洗浄します。


3. 新品ブーツ交換 & 高耐久グリス充填

ポルシェはグリス量がシビアなので、規定量を守り慎重に充填。

新品ブーツを装着し、ジョイントを組み直します。


4. デフサイドシール交換

デフ側からオイルがじわっと滲んでいたため、

シャフトを外したこのタイミングで デフサイドシールも交換

  • 劣化したシールを抜き取り

  • シール当たり面を確認

  • 新品シールを圧入

  • デフオイル量を規定値に調整

この作業を怠ると、後々デフオイルが減り、

デフ本体の異音・焼き付きにつながることがあります。


5. シャフト再取付 → トルク管理 → ロードテスト

各ボルトを規定トルクで締付け、

ロードテストにて振動・異音・オイル漏れがないことを最終確認して作業完了。


■ 今回のポイント

  • ブーツ破れは気づきにくく、放置するとジョイント破損 → シャフト交換で高額に

  • デフサイドシールは早めの交換でデフ本体の損傷を防止

  • 両方同時に作業すると、工賃を抑えつつ確実な整備が可能

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~極芸~

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